【ナレッジチーム監修】吸収力がちがう!ナチュラルハーベストのクリルオイル
≪目次≫
- 必須脂肪酸の重要性
- クリルオイルが必須脂肪酸の中でもおすすめの理由
- ナチュラルハーベストのクリルオイル
- どんな子におすすめ
1. 必須脂肪酸の重要性
オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)は、健康的な皮膚・関節・脳・心臓など、全身をサポートする大切な栄養素です。
でも実は、ワンちゃん・ネコちゃんの体内ではほとんど作ることができないため、食事やサプリメントからの摂取が必要!
オメガ3脂肪酸には、魚由来のEPAやDHAのほか、植物由来のα-リノレン酸もあります。えごま油や亜麻仁油などに多く含まれ、体内で一部がEPAやDHAに変換されますが、その変換効率はあまり高くありません。
特にワンちゃん・ネコちゃんは、この変換に関する酵素の働きが弱いため、α-リノレン酸を摂取してもEPA・DHAとして十分活用されにくいと考えられています。
一方で、オメガ6脂肪酸は植物油などに多く含まれ、一般的な食事から摂取しやすい脂質です。
どちらも体に必要な脂肪酸ですが、摂取バランスが偏ると体内での働きに影響を与えることがあります。適切なバランスで取り入れることが大切です。
2. クリルオイルが必須脂肪酸の中でもおすすめの理由
クリルオイルに含まれるEPA・DHAはリン脂質結合型で、一般的な魚油のトリグリセリド型と比べて、水に溶けやすいため吸収されやすいと言われています。ワンちゃん・ネコちゃんの体内でも効率よく利用されます。
また、クリルオイルには天然の抗酸化成分アスタキサンチンが含まれており、EPA・DHAの酸化を防ぎ品質を保つ役割も果しています。
サーモンオイルや植物油など、必須脂肪酸を摂取する方法はいくつかありますが、クリルオイルは安定性と吸収性に優れた供給源としておすすめです。
3. ナチュラルハーベストのクリルオイル
◇おすすめポイント
・水や油に溶けるので消化しやすい
リン脂質型オメガ3脂肪酸は、水にも油にも溶けやすいため、体内でスムーズに消化・吸収されやすい。
・肝臓への負担が少ない
リン脂質は体内でそのまま利用されやすく、乳化や分解の工程が少ないため、肝臓への負担が少ない。
・細胞膜にも馴染みやすく、全身へ届きやすい
細胞膜と似た構造をもつリン脂質は、吸収後に血液を通じて全身へ運ばれやすく、体内で効率よく利用される。
・カプセル化で酸化を防ぐ
オメガ3脂肪酸は不飽和脂肪酸であり、酸化しやすいのが欠点。
アスタキサンチン+カプセル Wで酸化対策。
・安全性
クリルオイルは、南極海に生息する動物性プランクトン ナンキョクオキアミから抽出されるオイルです。
南極の生態系を支える重要な役割があり、ペンギン・アザラシ・クジラなどの大型動物の主要な食料源や栄養資源などなっています。

さらにナチュラルハーベストの『クリルオイル』は、漁獲から生産、製品化までの全工程を一貫管理している、世界でも希少なクリルオイルサプライヤー。
原産地から最終製品までのトレーサビリティが確保されており、品質と安全性にこだわる飼い主さまにも安心してご紹介いただけます。

◇ナチュラルハーベストの4つの成分
①EPA・DHA(リン脂質結合)
皮膚・関節・心臓・脳など健康維持に大切な脂質です。
特にDHAは血液脳関門を通過できる数少ない脂質で、神経細胞膜の構成要素にもなります。
②リン脂質(主にフォスファチジルコリン)
一般的な魚油に含まれるオメガ3脂肪酸は「トリグリセリド型」、クリルオイルは「リン脂質結合型」。
この構造の違いこそが、体への吸収効率に大きく関わっています。
リン脂質は、水となじみやすい性質(両親媒性)を持ち、リン脂質自体が乳化剤として体内への吸収を促すため、胆汁が少なくて済みます。消化吸収がスムーズに行われ、効率よく体内に取り込まれやすいのがクリルオイルです。
③コリン
クリルオイルには水溶性ビタミン様物質コリンも含まれています。
また、リン脂質の主な成分であるフォスファチジルコリンは、脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンという物質の材料になります。
このアセチルコリンは、運動機能や自律神経の調整に大切な物質といわれており、シニア期になるとともに気になる認知機能のサポートにも役立つ成分とされています。
働き
- 脂肪の代謝を助け、肝臓の健康をサポート
- 脳神経の伝達サポート
高齢犬・肥満傾向の犬では、肝機能が低下しやすく、コリンを含む脂質の代謝をサポートする働きが期待できます。
④アスタキサンチン
アスタキサンチンは赤橙色の強力な脂溶性の抗酸化成分です。
クリルオイルの赤い色は、このアスタキサンチン由来。
働き
- オメガ3脂肪酸の酸化を抑える
- 体内の酸化ストレス軽減
毎日摂取するサプリメントだからこそ、酸化しにくく安定していることが大切です。
◇魚油との比較まとめ
項目 | 魚油 | クリルオイル |
---|---|---|
脂肪酸の型 | トリグリセリド型(中性脂肪) | リン脂質型(フォスファチジルコリン) |
吸収性 | △乳化が必要。胆汁酸による乳化を経て吸収される。高齢の子では吸収効率が落ちることも。 | ◎水にもなじみやすい性質(両親媒性)。胆汁酸により乳化が効率的に進む。吸収が良く、肝臓への負担が軽減。 |
肝臓への負担 | △ 高齢犬で注意 | ◎ 負担が少ない構造 |
酸化 | △ 酸化しやすい | ◎ アスタキサンチンで安定性が高い |
含有成分 | EPA・DHA | EPA・DHA+コリン+アスタキサンチン |
におい | 独特で好みが分かれる | においを軽減 |
※乳化:水と油のように混ざり合わない液体を、細かく分散させて均一な状態にすることです。体内では、脂肪などの油分を吸収する際に、胆汁酸の働きで乳化が行われます。
4. どんな子にクリルオイルがおすすめ?
● 関節が気になる
こんな子に:
- 階段を嫌がる
- 立ち上がるときにゆっくり
- 散歩の途中で座り込む、距離が短くなった
● 認知症・記憶力の衰えが気になる(シニア期)
こんな子に:
- 夜鳴き・徘徊が増えた
- 名前を呼んでも反応しづらい
- ぐるぐる回る、表情がぼんやりしている
● 目の健康が気になる(加齢性)
こんな子に:
- 視線が合いにくい
- ものにぶつかることが増えた
- 明暗の差に弱くなった
● 皮膚トラブルがある(フケ・乾燥・かゆみ)
こんな子に:
- フケが多い
- 乾燥でかゆがる
- 被毛がパサついている
● アレルギー傾向のある
こんな子に:
- 季節の変わり目に体調を崩しやすい
- 食事や環境に敏感
- 皮膚炎や目・耳トラブルが繰り返す
● 肝臓の数値が気になる
こんな子に:
- 血液検査でGPT・ALTなどの数値が高め
- 食欲や元気が落ちている
- 薬を常用していて肝機能に不安がある
● 腎臓が弱い
こんな子に:
- 尿の量や回数に変化が見られることがある
- 健康診断で腎機能の指標(クレアチニンやBUN)がやや高めと言われたことがある
● 膀胱炎などがある
こんな子に:
- 尿の色や状態がいつもと違う
- 頻繁に排尿したり、排尿時に違和感がある
- 獣医師の診察で尿路の問題を指摘されたことがある
● 胆泥症(たんでいしょう)・胆嚢疾患がある
こんな子に:
- 血液検査でALP・GGTが高い
- エコーで胆泥・胆嚢粘液嚢腫を指摘された
- 油に敏感で下痢しやすい体質
● ダイエット中
こんな子に:
- 太りやすくてフードを制限している
- 運動が苦手で、代謝が落ちている
● 心臓が弱い
こんな子に:
- 運動時に息切れや疲れやすさが見られる
- 7歳以上で心臓の健康心配
● 膵臓(すいぞう)・胃腸が弱い
こんな子に:
- 膵炎になったことがある
- 脂肪に敏感(脂っこいもので下痢・吐きやすい)
- 胃腸がデリケート
年齢を重ねると増えてくる、関節・皮膚・心臓・脳などのちょっとした不調。
でも、本当に大切なのは「気になる前からのケア」です。
バンガードの【クリルオイル】は、
毎日のお散歩やごはんが、いつまでも変わらず楽しめるように。
お客様にとって「早く知りたかった」と思っていただける一品になるはずです。
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